記憶力
先日おみえのお客様は以前来た時と店内の間取りが違っているし、作っている人(私)も給仕している人(かみさん)も違っていたとおっしゃいます。15年くらい前のことだそうです。身に覚えのないことなので、ひょっとすると他店の話では・・と丁重にお話ししましたけれどこの店だとのことでした。私がエイジングによって激しく劣化したためでしょうか、さもなければ私も気づかぬうちに誰かがこっそり私にいれかわっているのでしょうか?
そんな私にお客様はしばしば難問を突きつけてきます。「あの~、私この前来た時、何食べましたか?」良い質問だと思います。でも聞く人を間違っています。私は短期的記憶力に問題があるんですよ。(昔のことは結構憶えてるんです。)それにこの前が一年以上前だったら、回答者が私以外でも正解を得るのはより困難になるでしょう。それでもまだ私が恐れている発言に比べればましです。その発言とは料理のご注文の際にお客様から云われる「私はいつもので。」これを私が正解できるためには、私とお客様の間にあうんの呼吸が必要になってきます。むろんそれが有効なお客様もある程度いらっしゃいます。でもその時は私やかみさんがお客さまに「いつものでいいですか?」とこちらから尋ねます。
もしお客様ご注文の際に私が以前のご注文を忘れていても広い心で許してやってください。記憶の衰えは誰もが通る道です。お願いします。





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