土の力
仕込みをしながらラジオで聞いた話です。1959年に栽培されたピーマンと2000年にとれたものではその栄養価に格段の違いがあるというのです。ビタミンBとCは2000年のものは1959年のものの約3分の1、ビタミンAにいたってはおおよそ18分の1しか含まれていないそうです。これは驚きの数値だと思いませんか?私も確かに野菜の味が子供のころに食べたものとは違うなとは思いましたが、これほどに栄養価の違いがあるとは・・・。ラジオでお話をされていたのは山形県の長井市で家庭から出る生ゴミから作ったたい肥でおいしくて栄養価の高い野菜を作ってそれを市内の家庭で購買するという「レインボウ・プラン」を立ち上げてそれを実現された方でした。お名前は忘れてしまいましたが、言うは易しで、これを実現するために、農業の傍ら自ら集めた生ごみの分別や、学校の子供たちへの講演、地域で啓もう活動などなど大変なご苦労があったようです。そのきっかけはやはり農業に携わる者として、作物の栄養価の劣化を深く懸念する気持ちでした。それには当然、地の力が劣化していく半世紀の過程があるわけです。昔は牛や馬からでる糞もたい肥として利用されていました。むろん人間様のものもです。それが農業形態の変化に伴ってしだいしだいに化学的なものに取って代わられるにつれて形は同様でも、その栄養価が18分の1になってしまう結果にいったてしまいました。味も変わるわけです。トマトなどは確かに全く違ったもののように感じることありますね。さて私たちはどうすればいいんでしょうか?情けないことに私にはどうしたらいいのか分かりません。今ゴミの分別や出し方がますます厳しくなっています。そのついでにと言うと語弊があるのですが、山形県長井市の「レインボウ・プラン」も考慮するべきではと思っています。






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