休みの日にゲオに行ってレンタルの映画でもと思い立ってゲオに行きました。めぼしいものが見当たらなかったけれどなんだかそのまま出てくるのもしゃくなんで、文庫本を買ってきました。石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの「反自殺クラブ」というのと安部譲二の「私のムショ修行」の2冊です。刑務所の話はなかなか興味深いものがありました。幸いにして行ったことはないし、やはり行きたくはないところであることが改めて分かりました。インテリでヤクザなんて全く背反する二つの要素が一人の人間の人格に統合しているなんてそれだけでもおもろ~です。どうしてこんなインテリがヤクザなんてやってるのかなあ。でもある部分は完全にヤクザなんで、不思議な人格のコラボになってます。
「池袋ウエストゲートパーク」はテレビでしか見たことがなかったけど、石田衣良の感覚、現代的でシャープだしエンターテイメントだし好きになりました。自動車メーカーの大量解雇みたいにもう人がものみたいに扱われる時代には自殺が蔓延していくことが当然のようになっていくとしたら、どうしたら死ななくてすむのか?遺族にならなくて済むのか?加害者にならなくて済むのか?「反自殺クラブ」の最後に人はどんな些細なことにも絶望して死に、どんなわずかな希望にもすがって生き延びることができるとありました。同感です。そんなささやかな希望すら与えられない、見出す事の出来ない時代にはなっては欲しくないと切望しています。
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