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2009年8月31日 (月)

香田証生さんは何故殺されたのか?と「自己責任」について

総選挙がすんで、政権交代と云う大きな転換点を見ています。私は団塊の世代ど真ん中で、子供のころから55年体制でしたから、私が存命中にこんな形での政権交代を見ようなどとは夢にも思いませんでした。それがいとも容易く一晩で与野党が逆転してしまうとは、驚きです。あっけにとられてしまいました。むろんこれからについては全く楽観はしていません。
 今になって思うと、4年前の小泉首相の「郵政解散」に続く自民圧勝は一体何だったのでしょうか。私がその当時のことで特に印象深く憶えているのはその前年にイラクで起こった日本人が関わった2つの人質事件でした。当時頻繁ににメディアに登場した一つのキーワードこそ、曰く「自己責任」でした。
 発端は、2004年4月にイラクのバグダッドでストリートチルドレンの救援活動を
行っていた高遠さんとカメラマンの郡山さん、学生の今井君、日本人3名がイラクのイスラム過激派に拘束されて武装勢力は人質の解放の条件として当時イラクで給水活動を行っていた自衛隊の撤退を日本政府に突き付けたあの事件です。高遠さんの身内の方が日本政府に要求をのむように発言してから、高遠さんや人質の家族に対してバッシングの嵐が吹き荒れました。当時私もそれに似たような感情を人質の3名に対して持っていました。”なんでこんな時期にバグダッドになんか行くのかなあ、捕まるにきまってるのに・・”それが「自己責任」の始まりでした。あんなところに行った奴が悪い、自業自得、国費を使って助ける価値がない等、ネット上でもご家族にかかってくる電話でも心ない非難が巻き起こりました。幸いにも高遠さんたちのケースは運よく現地の聖職者の仲介もあって無事解決をみました。しかしその半年後に起こった香田証生さんの拘束事件は「イラク聖戦アルカイダ機構」の幹部アブムサブ・ザルカウィによってその惨殺をネット上で公開されるという痛ましい結末を迎えたのです。私の手元に一冊の本があります。香田さんが亡くなって一年後に出された「香田証生さんはなぜ殺されたか」というタイトルが付いています。下川裕冶さんが書きました。最近この本を読んでから再び「自己責任」が都合良く持ち出されている我が国の政治風土に私自身が疑問を感じ始めていました。ずーっと派遣社員でいる人たちの自己責任。低所得者の自己責任。
 当時、小泉首相の口から直接「自己責任」という言葉が発せられたわけではありません。でもこの事件が起きて、香田さんが処刑の日時を示された時、私にははっきりとこの国の政府も国民も彼を見殺しにすることが分かっていました。見殺しにされることが一番わかっていなかったのは香田証生さん自身だったでしょう。彼は日本にいなかったのですから。日本中に「自己責任」「自業自得」の論調がはばをきかせていました。彼のご家族は敬虔なキリスト教徒だと聞きました。ご長男を(生きるあかし)と名付けたご両親はおそらく祈ることしか出来なかったと思います。それでも各地で彼を助けようとする小規模のデモがあったようです。小泉首相があれほどの高い人気得ていることが、私にはとても理解できなかったのは、首相とこの国の政府がイラクで拘束された一人のバックパッカーを「自己責任」の論理を盾に見殺しにした事実を忘れることが出来ないからです。それに私も消極的にでもその論調を認めていたことを否定できません。人は誰でも間違いをおかします。でもそれが意図した犯罪ではなくて、無知であったり、経験が足らなかったり、単なるミスだったら、その間違いはその人の命をもって購わなければならない程の罪でしょうか。その一人の無力な国民がもう自分の力ではどうすることもできない苦境に立った時、もう「自己責任」のレベルをはるかに超えた困難に会った時、その人に手を差し伸べるのがその国の政府ではないでしょうか?それを果たす事こそが政治の「自己責任」であり、今回の選挙の結果はその「責任」が厳しく問われた結果と言えるような気がします。同時に、この国の向かう先を見届ける私たち国民にもその「責任」が重く問われていることは言うまでもありません。

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カリーパンを焼いてみる

Epsn2036_2 久しぶりにカリーパンを焼いてみました。ちょっと火が強すぎたみたいで、小麦色よりさらに褐色の仕上がり。味はけっこういけてます。お店でこのパンを売っていたのはかれこれ5年ほど前でした。カレーもそうなんですが、やはり生ものなのである程度コンスタントに売れる物しかメニューに載せることができません。このパンも1年ほど継続して作ってみてあきらめました。採算ベースに乗せるにはもっと大量につくって販売するしかありません。もともと仕込みの合間に作っていけたらなんてやってみたら、結構な手間ひまがかかるんですね。それでも時々、忘れないようにレシピをみて作ったりしています。いつかカレー屋でなくてカリーパン屋になるかもしれないのでdog・・・

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2009年8月25日 (火)

たまには、ウナギ

  033_2岩出山の義母の家を訪ねて、久しぶりにうな重を食べました。思えば今年の夏にウナギを食べたのは近所のスーパーで買ってきた中国産のもの一回きり、うなぎは盛夏に食べるものとインプットされているのか今年の夏は本当にそんな気にもならなかったような気もします。
ここのうなぎは小ぶりでも香ばしくて、食がすすみます。付け合わせのなすの香の物がよく合います。
 他人が作った美味しいものを時々食べないと、私のような調理を生業にするものはやや自家中毒になってしまうことがあるような気がします。

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2009年8月17日 (月)

恐るべし、新印度料理

004_3昨年の9月ブログで書いたことがある、沼袋で新、印度料理「たんどーる」を経営されている、印度料理の鬼才、塚本さんの(梅カレー)がとうとう週刊現代8月22、29日合併号の保存版日本一うまいもの選手権のカレー部門で準グランプリを獲得しました。これはえらいこっちゃ。このブログにリンクして塚本さんのお店のサイトがあるので一度ご覧になるとわかると思うのですが、全品彼のオリジナルカレーばっかなんですよ。これでずっと開店以来通しているのだから彼の野心がなみなみならないと分かりますよ。それにしても準グランプリとは快挙です。私もと思い立って、にわかになんか考えてみても何にも考えつきませんcatface。なにはともあれあっぱれです。

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ありのまま

世界陸上の中継が始まって、ウサイン・ボルトがアメリカのゲイをぶっちぎって勝ってもどうもしっくりしないのは、メイン・キャスターの織田裕二さんのテンションの低さが一向に変わる気配がないことです。これで気づいたことはテレビの出演者は基本的に元気であることが必須要件だという事です。司会者がふさぎこんでいたり、コメンテイターが暗かったりすると見ている私たちにある違和感が生じます。織田裕二さんに関して言えば、世界陸上ではしゃぎすぎなどと週刊誌等でたびたび批判されていたようですが、
山本高広という芸人が強力に彼をデフォルメして見せたことも彼のプライドを傷つけてしまったのかなあ。真似されるほどインパクトのある役者ならいいじゃないですか。一緒に自分のコンサートで歌っちゃえばいいんですよ。織田裕二はいつもの自分らしくありのままが良いにきまってますよ。

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2009年8月10日 (月)

女優の生き方

 大空真弓さんがホームレスの老婆に扮してテレビドラマに出ていました。私の世代だったら大概の人が知っている大女優です。インパクトのある役柄にしても一時代は主役を張っていたような人がよくこの役を引き受けたものだと別の意味で感銘してドラマを見ました。女優さん(特にきれいどころの)は年を重ねながら、演技力に磨きをかけつつ、エイジングとの苛烈な戦いを強いられているはずです。しばらく見なかった女優さんがあるとき突然に若々しくリニューアルして画面に登場することなど今ではさして珍しいことではありません。名優マルチェロ・マストロヤンニが若い俳優の美貌を例えて、「ロバの美しさ」と言ったのを覚えています。ロバの美しさだってあるに越したことはないなあとは思いませんか?私がここで言いたいのは容姿に関する私のコンプレックスではなくて、アンチ・エイジングに対してプロ・エイジングの俳優さんも当然いるだろうということです。勇気がいることではありますが、人間を演じる仕事である以上、自然の摂理に従うあり方も有るはずです。特別に審美的な操作を加えずに年を重ねていくには真の修練と哲学が必要になるでしょう。最近亡くなった緒方拳さん、なかなか素晴らしい役者さんでしたね。
 大原麗子さんが孤独死したニュースを見て、その報道から彼女が女優の魂を貫いて生きてきたのかと知らされました。私たちの頭の中にある彼女のイメージからは決して自由になれなかった悲劇なんだろうと感じました。私自身は彼女のファンでも何でもなかったのに、一時なんだか言いようのない喪失感と寂しさにとらわれました。大原麗子さんという女優さんを私はスコシしか愛していなかったのに、実のところは、結構ナガ~ク愛していたのでしょうか。

 

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2009年8月 4日 (火)

寝過ごした映画

せっかくレンタルしたのに時間がなくて、見ないままかえしてしまったのがキューブリックの「博士の異常な愛情」で、今日はテレビで以前見ていたオダギリ・ジョーと麻生久美子の「時効警察」借りてきて、晩御飯の後に見始めたら、あっという間に私も、かみさんも爆睡していました。気がつくと一話、二話ともに終わっていました。
 以前はテレビの前じゃなくて、映画館に行ってやはり寝てしまったこと何度かありました。ストーリーについていけなかったり、つまらなかったり、それと当り前のことですが寝不足で映画館に行ったときなど寝てました。なんか映画館で眠ってしまってもそんなに損をしたとは思いませんでした。安い映画館ばかりだったし、あそこで寝て帰ってくるのも楽しかったですね。映画音楽やせりふがいい子守唄になってくれたりします。
でもこれはせっかく借りてきたので今度はちゃんと見て返します。「時効警察」は署内で繰り広げられるどうでもいいようなゆる~いギャグの応酬が好きなんですよ。

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