ドブ板を踏んで
今日は、月曜日の代休でお店を閉めています。それでも片付けるべき雑用はたくさんあって銀行にいったり、食材の買い出しとか、冷蔵庫の掃除なんかと数えればきりがない程やることがあります。なかでもどうしても欠かせないのが下水の掃除です。よく地震のあとにトイレの問題が一番先に来るっていうのは、実感としてわかりますよ。厨房の下水が詰まってしまって半日くらい営業ができなかったことは数回ありますから。他のことはなんとかなっても、お水が流せないと飲食店はお手上げなんです。最低ひと月に一度のペースで下水にお湯を通して通りをよくしたり、下水ますに沈殿した、汚泥や脂肪をすくいます。これをやっていると老廃物がどのように血管中に蓄積していくかがよくわかってきます。小麦粉やでんぷん質のものがサラダ油や、お肉の脂肪と一緒になると、堅いコンクリートのようになって下水管に付着するのです。それで下水管が詰まったり、流れが妨げられたりするのです。まあざっとやるだけなので、30分ぐらいで終わるからいいですけど、冬は気の進まない作業です。雪がちらついて居る時なんかは、なんでこんな事やっているのかなんて思わないわけでもないけれど、よくよく考えてみるとたとえばお百姓さんは、一年間丹精した作物が台風にやられてしまったり、洪水や干ばつでだめになっても結構、忍耐強くつづけてますよねえ。チットラにおいでになるお客様にお百姓さんがいらっしゃるのです。話がすこぶる面白くて、お話をうかがって吹き出してしまいます。それでお帰りになった後によくよく考えてみると、結構笑っちゃいけない話が多くて、それをあんなに軽~く語れるのが凄いと思います。それに比べればカレー屋なんて極楽です。カレーを作るのは好きなほうです。それにも増して人の作ったものを食べるのはもっと好きなんです。よし今度生まれ変わったら食べるほうにまわるぞと、かみさんに言うと、人間に生まれ変わるとは限らないよと言われました。![]()
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