最近レンタルで見てけっこう大笑いした映画が2002年のイギリス映画「ベッカムに恋して」でした。ロンドン在住のインド系イギリス人女子高生ジェスはともかくサッカーが好きで好きでたまらない。両親の目を盗んでは連日サッカーに明け暮れるうち地元の女子サッカーチームにスカウトされて大活躍。チームのハンサムなコーチとの恋の行方やいかにといったお気楽ストーリーです。面白さのかぎはインド系イギリス人の女の子がサッカーに熱中してしまうといったところでしょうか。おまけに一族は生粋のシク教徒なのです。シク教徒といえば私達が一般的に思い浮かべるインド人のイメージ、つまり頭にターバンを巻いてひげを生やしたあのいでたちのインド人です。恐らくインド人であるだけでイギリスでは立派な民族的少数派であるでしょうにそれに加えてインド本土でも全体の2パーセントに満たない宗教的少数派(ちなみにヒンドゥー教徒は約81パーセント、イスラム教徒は13パーセント)でもあるのです。原題のBend It Like Beckhamにはベッカムのようにクロスボールを打てという意味と同時にbend the rules,規則を曲げるの両方があるようです。ジェスが両親の規制と対戦チームをを次々に撃破していく痛快さがみどころです。まず伝統的シク教徒である両親は女の子がサッカーをするなんて問題外、出来れば婚約中で結婚式を間近にひかえた姉のピンキーのようにシク教徒結ばれて幸せな結婚をして欲しいと願っているのです。間違ってもボーイフレンドがイスラム教徒やキリスト教徒であってはなりません。親戚のおばさんもお相手はひげを生やしてターバンを巻いた男にしなさいといいます。そうこうするうちチームは勝ち進んで姉ピンキーの結婚式の当日決勝戦を戦うことになったのです。一族を取るのか、自らの生き方のとるのかジェスの心はちぢに乱れるのではありました。機会がありましたら是非一度ご覧下さい。姉の祝宴でのインド風ヒップホップミュージックがなかなか渋いのです。監督はインド系イギリス人の女性監督グリンダ・チャーダ、主役の女子高生ジェスにバーミンダ・ナグラ、チームメイトで親友のジュールは美人の誉れ高いキーラ・ナイトレイ、コーチのジョーにジョナサン・リース・マイヤーズ。
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