2008年8月 7日 (木)

Kスタ宮城で野球を観る

080804_202501 滅多にないことです。野球を見るなんて。8月4日の日ハム対楽天です。たまには出かけてこんな人ごみの中でのんびり野球を見るのもいいですね。ここへ来たのは2度目です前回も日ハムと楽天でした。その時も楽天が負けました。周りのおじさんたちがビールが回ってくるにつれてどんどん滑舌が良くなってきて、かなり自分勝手なコメントが多くなるのも面白いし、みんなが大いに楽天を応援している様子にも関心しました。こういったありがたいファンがいっぱいいるなんて楽天の選手は幸せですね。真夏の夕方にこんなところで生のプロ野球が観れる仙台市民も幸運です。思ったより野球のグラウンドってコンパクトですね。次回はぜひぜひ胸のすく勝ち試合を見せてください。また来ます。

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2008年5月19日 (月)

奥田英朗の「町長選挙」だったら笑える

 かみさんが図書館でどんどん本を借りてくるので、お付き合いで読んでいるのは、かまわないけれど、桐野夏生の「アウト」と佐野眞一の「東電OLシンドローム」を読み終えると、さすがに気がめいってしまいました。それで口直しに精神科医伊良部一郎が大活躍chickするシリーズ「町長選挙」を読みました。笑いました。あほらしくて楽しめました。看護婦さんの真由美ちゃんも大活躍です。今回は離島に乗り込んでやってくれます。なんにも考えないでアハハhappy01mapleと笑いたい方にはお薦めです。

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2008年3月23日 (日)

奥田英朗の「イン・ザ・プール」と「空中ブランコ」

 今を生きる私たちが多かれ少なかれ抱えている心の偏り、ゆがみ、コンプレックスを主人公の精神科医、伊良部総合病院の跡取り伊良部一郎医学博士が恐るべき「行動療法」で治療してゆくストーリーなんですが、これ読んだ方けっこういらっしゃるんじゃないでしょうか。おもしろいですねえ。わたしげらげら笑いました。これは癒されますね。だってこのお医者さん全然患者さんと変わらないか、さらに低いところから変化球を投げてくるので結局のところ患者自身が自らを見つめ直していく以外この医者と付き合う方法がないですよ。そんなところがみそなんでしょう。まず笑えます。マユミさんというセクシーな看護婦さんのキャラも光っています。これはお芝居なんかになっているみたいなんですが、看護婦さんはぜひ真木ようこさんにやっていただきたいものです。ぴったりだと思います。

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2007年12月 3日 (月)

「アフリカにょろり旅」を読む

 うなぎは好きですか?食べるのは好きでも、あのにょろりとした外観はどうもという方もおいででしょう。東京大学海洋研究所の若き研究員がまぼろしのうなぎ「ラビアータ」を求めて酷暑のアフリカ4千キロの旅を敢行する冒険旅行記、それが本年度講談社エッセイ賞を受賞した「アフリカにょろり旅」です。そもそも日本のうなぎはグァム島北西2百キロ付近のマリアナ海溝の深海にそびえる富士山より高い海山の山ろくで産卵するらしい事が著者達の研究グループの調査で次第に明らかになってきました。産卵された卵は孵化して、海流に漂いながらやがて日本近海にたどり着きます。その間に成長したうなぎはふるさとの川を遡上して、川のくらい巣穴や石の下に5年以上も時を過ごしながら在る日ふと思い立って川を下りはじめます。数千キロの大回遊の旅に出るのです。暗い巣穴から旅立ってコバルトブルーのマリアナ海溝に連なる壮大な海山の峰峰を辿りながら、遺伝子の記憶に導かれて孵化した山ろくまでたどり着く。そこで産卵を終えると命が尽きるそうです。これって想像力を掻きたてられませんか?うなぎがそんなにエライやつだとは知らず、数々のご無礼をあやまりたくなってきます。そうしてこの旅行記はそんな学術的なスタンスから全くはなれて低予算、苛酷な自然環境、体力勝負、はったり、作戦、無謀などおよそ机上の学問など無縁のワイルドなチャレンジ満載なのです。そこに描かれているのはアフリカと日本の大きな経済的、文化的差異だけではなくて、そもそもうなぎの生態を調査する事の意味を自問する筆者の迷いも吐露されています。
 うなぎがえらいやつだと分かったので次回うなぎを食べるときはいっそう感謝の念をもって食する事を此処に誓います。

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2006年11月20日 (月)

宇多田ヒカルの「ぼくはくま」について

先日厨房で仕事をしなが偶然、ラジオから流れる宇多田ヒカルの「ぼくはくま」を聴いて感心してしまいました。ああこの人はこういった曲もかけるんだ。随分才能がある人なんだなあと思いました。NHKの(みんなのうた)だったと思うのですが、これは童謡なんですかね。不思議にほの暗いところもあったりしますよね。(けんかはやだよ・・・)といった歌詞には何だか両親のけんかを目の前にした幼い彼女自身が想像されるのです。でも私がふきだしてしまったのは、(ライバルは海老フライ)と(先生はきっとチョコレート)といったくだりです。確かそんな歌詞だったと思うのですが・・・。こういう詩を書ける人はやはり才能に恵まれていて、あまり幸せではない人なのかしらん、と私はなんの理由もなくかってに思い込んでいるのです。

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2006年10月23日 (月)

辺見庸著「もの食う人びと」を読む

古本屋さんで買ったきり、ずっと手付かずのままほうっておいた本でした。最近読む物がなくなってぺらぺらと頭のほうを読み始めて、これは手ごわいぞとたちまち引きずり込まれてしまったのです。食べもの屋をやっていますから料理と美食の本はたまに目を通すことがあります。でもこの本では著者の辺見庸さんが全く違った観点から、食に迫っているのです。世界のあらゆる場所で繰り広げられる「ものを食らう」行為をとおして人間の根源的な営みである食事が、もの食う人である私達の置かれている状況、環境、政治体制等々によってどのように押し縮められているか?またどのように薄められているか?あるいはどのように削除されているか?もの食うことがおびやかされている、つまり命がおびやかされている中でそれでも営々とものを食らい続ける人間のたくましさ、悲しさ、愚かさが描かれているのです。作者はその現場に踏み込んでは、戸惑い,うろたえながらもともかくその場所で現地の人と同じものを食べるのです。こういうと重たい記事ばかりに聞こえますが内容は簡単明瞭です。バングラデシュ、タイ、ベトナム、ドイツ、ポーランド、クロアチア、ユーゴスラビア、ソマリヤ、ケニア、ロシア、韓国、世界のいたるところでその時々に切り取られた、もの食う人びと生き生きと描かれています。面白いです。

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2006年5月29日 (月)

★の王子様について

厨房でカレーを作りながら大概はラジオを聞いています。このところは稲垣さんと言う大学の先生が「★の王子様」についてお話をされているのを聞くともなく聞いていました。しだい、しだいに話に引き込まれて、家にあった「星の王子様」をとうとう読み始めました。短い話ですからすぐに読んでしまいましたが、非常に感銘を受けました。家人は中学生のとき読んだといっていました。私は初めて読みました。もともと★や王子様などといった単語は私の嗜好感覚からほど遠い語感があったために読みもしないで半世紀以上すごしてきたのです。ところがお話があまりに美しいのですっかり魅せられてしまいました。特に後半の部分で砂漠で遭遇したキツネと交わされる会話はすばらしくて、大好きになりました。サン=テグジュペリの飛行士としての経験から書かれたその他の作品はのちにアニメの宮崎駿作品に多大の影響を与えたのでないかと稲垣先生は申しておりました。「魔女の宅急便」や「天空の城ラピュタ」、「紅の豚」等など…。
 噂の「ダビンチコード」の文庫本が手元にあるのですがこれにはさっぱり触手が動きません。あまりにも情報が溢れすぎていて、やや興ざめしているのです。

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